このページに記載されている内容は管理人の独断に基づくものであり、
まして、かのような考え方への賛同を求めるものではありません。
しかも、時々妄想が混じってたりします。記載事項は事実ではないかもよ。
そこのところを誤解なきように。

また、いつのまにか過去の内容が付加されたり、あまつさえ変更されたりするかもしれません。
ましてや記載内容は真実でないかもよ。これはフィクションである可能性があります。
そこら辺に関する苦情お問い合わせはいっさいお断り。


A:\> COPY 200808.TXT CON


8月31日(日) 【CCVT壊れる】
先週復活したCCVT、気をよくして色々走らせていたら、ケースのリンケージを支えるタワーっていうかステーって言うか、がパリっと破損。

やっぱ、このケースはダメだわ。モロいもん。

ま、ステーくらいはテキトーにデッチ上げればいいんですけどね…。

8月25日(月) 【外気温】
朝の出勤時、ブロ装着の外気/内気温計。



上段が外気温。
(下段は内気っていうか太陽にさらされたダッシュボード上の温度)

ひ、ヒーター点けてもいいっすか…?

8月24日(日) 【オリンピック終了】
オリンピックが終了したらしいです。見たワケじゃないけど。興味もないし。ニュースでチラッとやってた。

それはいいのだが。

そのニュース(?)の中で、「次回は2012年、お楽しみに!」みたいなことを言っていた。

ということは、次回のオリンピックはアナログ機材じゃ視聴不能ってことか。
…そうか、もうそういう時代が視野に入ってくるんだなぁ。

(ところで、ホントに2011年にアナログは停波するんでしょうなぁ。そのつもりで、以前買ったHDDレコーダは2011年までの保証しか付けてないんだが。うっかりアナログ延長なんかしたら怒るぞ。)
(もちろん、予定通り停波したらしたで、「手持ち機材が価値ゼロになったじゃないか!」って怒るわけですが)


記録媒体がカセットテープからフロッピーディスクになったとき、「こりゃすげぇ! なんでこんな速いんだ! 容量も一生ぶんあるなぁこれ!」とか、「これは世界が変わるツールだ」と思ったわけで。

初めてハードディスク(55ボードに繋がる40MB)を手にしたときも、「こりゃすげぇ! なんでこんな速いんだ! 容量も一生ぶんあるなぁこれ!」とか、「これは世界が変わるツールだ」と思ったわけで。

Zipを初めて使ったときには「このサイズに100MB!? しかも活線交換が可能? こりゃすげぇ!(略)」と思ったわけで。

1枚3000円くらい出して買ったCD-Rに、友人の所でライトミスにドキドキしながら○○なソフトを詰め合わせで●●ーしてもらったときなんかは「この板っきれに640MB分のゲームか…一生かかっても遊び切れんな」とか思ったわけで。

4MBを超えるようなXMSが登場して、その広大なメモリ空間に呆れ。
PCMが再生できるようになって。
MASLだのなんだので、動画が再生できるようになって。(まさか実用にならんだろうとは思っていたが、実験としては面白かった。)
CDクオリティの生WAVEがリアルタイム再生できるようになって。
MP3がリアルタイムで再生できるようになって。(でも音は良くないな、実用にはならないよな、と思って)
お金持ちの所で、テレビだけで100万するようなMUSE放送を見せてもらって、その画質に感動さえして。「いつかコレを手に入れられるように頑張ろう」と思って。

こんぴゅーたーの能力の向上と共に、もしかしたら将来オーディオとビジュアルが「簡易手段として」デジタル化可能じゃないだろうか、って思っているウチに、
いつの間にか「てれびじょん」までデジタル化ですか。

国内MUSEの実用試験放送は1994年開始。放送終了が2007年。100万したテレビが13年で使えなくなる時代。

たぶん、アナログ停波したらもう無料テレビなんか見ないんだろうなぁ。>自分
自有デバイス間で自由にコピーできないコンテンツなんか、カネ出して買わないんだろうなぁ。>自分


デジタルハイビジョンを見たって、初めてMUSEを見たときのような感動はないなぁ。

300ボーの音響カプラを使って初めてリモート接続したとき、画面に十数文字/秒で表示される漢字テキストを見て「すげぇ! 外のコンピュータからデータ来てる! しかも漢字!」と騒いだ感動。

「ぱそこん」で41Khzのオーディオが鳴りだした感動。

24ビットカラーの画像が表示された感動。

フツーに見りゃ走査線が見えない、MUSEの精細感に圧倒された感動。

「できないはずだったこと」が「あ、できちゃいました」ってのは感動も大きい。
だけど、「テレビがデジタルになります」、「んで?」では感動もへったくれもない。

「番組内容は大して変わりません、っていうかひたすらコスト削減だので大多数ど真ん中向けの内容を簡便に作ります。たぶんコピーも自由にできなくなります。画質はレートに制限があるんでそれなりです。あ、データなんかは別途送れますよ。」とか言われてもなぁ。
それ、現行の「てれび+いんたーねっと」より、絵が汚くて、つまんなくて、不便で、ってことになるだけじゃ?




あーあ、MUSEテレビ、買いたかったなぁ。

8月23日(土) 【CCVT】
ラジコン屋(ダイキャスト屋ではないと信じたい)の京商が、1992年頃に出していた「CCVT」というトランスミッションがあります。

いわく、無段変速で逆転までできるっていうエンジンカー向けの、まあ、キワモノなミッション。
よく言えば、いま実車でハヤりの「CVT」と同じ基本構造を持つミッション。
これを、10エンジン積んだシャーシに載せ、3CHで制御する。
シャーシ共通でボディはテラノ・ハイラックス・パジェロ(RVブームだねぇ)がありました。

昨今ラジコンクロカン(クローリング)ブームなわけですが、そのほぼ全てが電動。
そりゃそうだ、RC用2ストエンジンなんか、クロカンできるようなトルク特性じゃないんだから。
まして、固定比トランスミッションじゃあねぇ。
(電動はチョッパー制御な回転数制御だから、下からトルクがモリモリ)

で、思ったわけですよ。「CCVTでエンジンクロカン出来んか?」と。
CCVTなら、エンジンのトルクバンドを有効に使って、恐ろしく低いギア比(理論上は無限大まで)で運用が出来るハズ。

さて、当時コレはマニュアルによると、「潤滑と放熱」のために、#100のシリコンオイルを給油することになっていました。ちゃんと中にサンプ用のシステムまで(一応)もってるのね。

当然、ミッションは(京商としては)密閉構造。
(ただし、ベアリングがフツーのボールベアリングなので、そこからダダ洩れ。京商曰く、「ベアリングも(その洩れている)オイルで潤滑を行っています」だそうだが…ラジコンでオイル漬けのベアリングなんか見たこと無い)

非常に面白いシステムなのだが、なんで流行らなかったかというと、壊れるんですな、これが。
ただしミッション本体が壊れるんではなく、ハウジングがひび割れる。ねじ穴なんか特に。
そうすると、タダでさえ洩れるオイルが、ネジ穴からいよいよダダ漏れになる。
しかも、パーツ供給は当初から無く、CCVTユニットは京商送付の「修理」対応だったのです。
シリコーン系シーラントなんかで簡易補修をしても、ま、相手が液体だからねぇ。

京商はマニュアルで「絶対オイル切らすな」ってことを怖いまでに強調しているので、
(そりゃそうだ、CVTだから金属製の「坂」がぐいんぐいんコスれてるワケで)
「ケースヒビ→オイル漏れる→使用不能→全損扱い」という、可哀想なCCVT(を積んだシャーシ)が生産されることに。
ちなみに管理人のもほぼ同様のコースで「全損扱い・いつか来る日のため無期保管」となっていたのです。

いまこそ、その「いつか来る日」が来ましたよ。

15年経つと、潤滑業界も進歩するもので、当時はキワモノ・色物扱いだったドライ潤滑(当時は「テフリック」とかが有名)もモノになってきまして、ワコーズのバイダスルーブとか、クレのドライファストルブとか、成熟した製品も見受けられるようになってくる。

十数年前の残りカスのようなシリコンオイルを洗浄・脱脂して、丁寧にドライファストルブの潤滑皮膜を作っていく。

当然、エンジンだって10年以上放置である。最後に「いつか来る日のために」と箱に仕舞ったときには、「多分、数年は動かさないだろう」と思っていちおう延命処理はしておいたはずだが。数年のつもりが10年だからなぁ。

とりあえず、リコイルは引ける。妙なカサ付きもない。プラグを入れてみたら、圧縮も来てる。
恐る恐る、エンジンに灯を入れてみる…一発で始動!

つづいで、一体どんな悲鳴が出てくるかと思ってミッションを回してみる…問題ない。
ドライパウダー潤滑、とりあえず問題なく走ってますよ!

1タンク走行させて、CCVTをバラしてみる。問題のCVTの「坂」を検分してみるが、妙な傷や目視できる異常磨耗、加熱変色の形跡もない。ドライ化に当たって、「冷却」が問題になると思ったわけだが、少なくとも1タンク程度なら発熱も問題ないようだ。



…CCVT、10年ぶりに復活。

8月17日(日) 【サンドブラスト】
 近所の中学生が、「夏休みの宿題(自由研究?)」だとかで…ガラスのサンドブラストやらせてやる。

…なんで、アタシが???

いや、ま、いいんだけどね。広い意味で、工作とか加工とか、若いモンにそういう経験をさせるのは大事だっていうアタシの信念に基づくものだから。

レイチェル・カーソンが「自然について驚愕するような経験を若いウチに沢山させろ」みたいなことをいってたと思うが、アタシはそれと同様に、テクノロジーについても同様の経験をさせるべき、って考え方ですよ。

8月11日(月) 【まかー / 満31万km】
 仕事の関係で、某大学の教授と会う機会が。
 この人、昔からMacintosh使いなヒトで、なんというか、典型的なマック遣いというか、ある意味マック信者とでも言いましょうか。

 それは好みの問題だし、個々が何が目的に適うかを判断すればよろしいワケだから、そこに異論を挟むつもりはない。

 が、いわゆるマック遣いとか、「まかー」と呼ばれるような人たちと、AT互換機―「いわゆる」DOS/V・windowsマシン―遣いとの間には、そもそもその「判断の方法」に大きな隔たりがあるような気がするのです。

(なお、以下「マック遣い」「AT遣い」には、その語そのものに価値観を込める意味で管理人は使用していないことに注意願いたい。かつ、管理人はAppleの「コンピュータ」を殆どと言っていいほど使用したことがないのも事実。同時に、「Mac」「Macintosh」「Apple製コンピュータ」等の語の定義が(管理人の中で)不明確であることも認める。)

 たとえば、マック遣いって人種は、なんというか、アタシの様なAT遣いから見ていると、「コンピュータ(H/W)」と「それに付随するソフトウェア」ではなくって、「ソフトウェアを積んだ、ひとカタマリの製品」っていう風に見てるんじゃないかな、って気がするのですね。
 なんていうかな、例えば(フツーの国内的な)「携帯電話」なんていうのは、おおよそ共通した技術的基盤を持つソフトウェアを、ハードウェア上に(殆どはユーザがソフトウェアを制御することを拒否するように)実装されていて、「けーたいでんわ」として販売されているわけだ。おそらく、大多数のユーザが携帯電話を選ぶ/買う/使う時に、「ここまではハードのお仕事、ここはソフトのお仕事」というように、区別して使っては居ないと思われる。

 いや確かに、AT遣いにも最近そういうヒトは多い。特に、98以降とか、Xp以降とかに参入したヒトはそういう傾向があるんじゃなかろうか。だけど、Mac遣いってのは、幾ら古参のヒトでも、そういう考え方をしている、って気がするんだよなぁ。

 あと、AT遣いから見るMac遣いのヒトってのは、なんていうか、技術が進歩すれば、すなわち言い換えれば技術的制約が無くなれば、「すべてをMac上でやりたい」っていう願望があるんじゃないかな、っていう気がするのです。
 写真音楽は言うに及ばず、テレビ(と付随する録画管理とか)もマック、本もマック上で読む。マンガもマック上で読む。云々。

 突き詰めるとですな、「部屋にはマック1台だけ」っていうライフスタイルを目指したい、のではないかと。かつ、そのとき部屋に置いてあるマックは空気のように、存在を主張しないものである方向を目指しているのではないかと。

(その割に、現時点ではヤケにハードウェアの質感とか、そういうコトに妙なコダワリを持つよなぁ。なんで?)

… … … … … … … … … … … … 

ブロ、満31満kmを迎える。



お月様まであと約7万km。

8月10日(日) 【割れたじゃねーか!】
 アオシマの痛車(FD)を昨日から作り始める。
ボディは、グンゼの白サフ→タミヤのブルーマイカを吹いたのだが、今回デカール上のクリアってのをやってみようと思ったわけで。

んで、その上に、デカール→ホルツ(笑)のクリアと吹く。デカールが死ぬかとか、タミヤのマイカが死ぬとかあるかと思ったが、意外になんでもない。

ちなみに、リア窓にもデカールがあるので、こちらは流石に下地無しのホルツはヤバいかと思い、
(無塗装)デカール→グンゼの水性トップコート と吹いたところ、見事にデカールが縮んで(ひび割れて)しまった。

なんだよ、グンゼのトップコートが推奨じゃなかったのかよ…?

8月4日(月) 【MGS4(メタルギアソリッド 4)】
メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット4(以下「MGS4」)をクリア。

…クリアしたのだが、一言での感想。

「面白くねぇ!」

はい終了…ってワケにも行かんな。

いや、あのね、「ゲーム部分」の出来は良いと思う。非常に、と言っても差し支えないと思う。
新しい操作体系、特にR2キーを使っての武器拡張機能制御とか、PS3ならではの高精細な、サイト(またはスコープ)越しの敵キャラ描画とか。
自由度の高いマップにおける、「かくれんぼ」とか、そういう意味では、非常に良いと思う。

が、しかしだねぇ、その「良さ」をブチ壊しにして余りあるだけ、あまりにもムービー長すぎるだろ。
一説によると、総ムービー時間は9時間5分47秒に及ぶとのコト。

ちなみに管理人のクリアトータル時間は25:15:20だそうで。ということは、1/3はムービーを見ていたことになります。
…いや違うな。1/3は「ストーリーを把握するために、あるいは次に何をするべきかを知るために、ダラダラと続くムービーを見せられていた」ことになります。

実際、終わらないムービーを見せられているうちに、つい寝てしまったことが1回。
(そのあとしばらく気づかないで放っておかれたわけなんだけど、この「スタートボタン待ち」の時間はプレイ時間に入ってるのかしら)
で、1回寝てしまったこの経験を生かし、次からはムービーが始まったらゲームボーイで「ひぐらしのなく頃に」を同時進行でプレイする始末。十分それでストーリーはわかる。

なんか、「ゲームやった」っていう気というか満足感というか、全然ないんですけど。

一言で言やぁ、「これがメタルギアかよ」ってコトに尽きます。
どきどきしながらスニーキングしたり、遠くから無茶な狙撃をしたり。そういう楽しさが全然ない…わけではないけど、ムービー部分に比べたらあまりにも無さ過ぎるわけです。

「コレが新しいメタルギアです」と自信満々で送り出すのはコナミの勝手。
だけど、それを受け入れるかどうかはユーザー側の勝手。

当サイトは一応クルマ系サイトですんで、そっち系に例えて言えば(最近コレばっかだな)、そうですねぇ…。

日産が連綿と受け継いできたスカイライン・スピリットとでも言いましょうか。
V35スカイラインが「スカイライン」として発売されたとき、「これこそ俺の求めていた『スカイライン』だ!」って喜んで買っていった人がどれだけいたか。
(「これこそが俺の求めていた『クルマ』だ!」とは意味がまったく違うことに注意)

日産が、それまでのスカイライン路線を捨てて、V6・直線テールランプのV35を持ってきて「これが新しいスカイラインです」ってやるのは勝手。だけど、それを「あ、スカイラインだね」と受け入れるかどうかはユーザーっていうか市場の勝手。

受け入れられてないでしょう。つーか、受け入れられないでしょう。(しつこく断るが、新スカイラインの、クルマとしての良否はここでは問うていない)
これが許されるんなら、「次期テラノ」みたいなのを持ってきて、「これが次期モデルのV37です。今度からコレがスカイラインです。日産はスカイラインをこう解釈しました」だってOKなワケですよ。

ちょっと説明が分かりにくいか。たとえば、アナタの友人(特にクルマ好きの友人)が、「ねぇ聞いて聞いて、おれ今度スカイライン買ったの!」って嬉しそうに言ってきたと思ってください。
その時、あなたの頭には「35」は浮かびますか? 大抵の人が、
「え、マジ? なになに? 32のR? え、違うの? GTSにしたの? え、そうでもない? 34? 違う? 33はあんま良い評価聞かないよ…? まさかGC10なんて言わないよなぁ? え、35にしたって!? ふーん…まぁ、個人の好みだしねぇ…いいんじゃない、うん…。」
ってカンジの反応をするんじゃないでしょうかね。(各車お持ちの方ゴメンナサイ、あくまでたとえ話です。管理人は特に33やら35やらを悪く言う根拠は持たないですが、一般論として。)

似たようなケースで「聞いて聞いて、おれ今度プリメーラ買ったの!」って(以下略)
その時、あなたの頭には「P12」は浮かびますか?
「え、前期? 後期? どっちよ? あれ901運動だよな? オーテックとか無かったっけ? …なにP12? P12って…ピアノタッチのアレか!? センターメーターのあれ!」
ってカンジの(以下略)
(クドイほど断るが、ここではP12の、クルマとしての良否は(以下略))

「聞いて聞いて、シーマ買っちゃったさぁ!」「また歳も考えずにDQN車を…。いや面白そうだけどね。でもサス抜けてんじゃないの? っつーかむしろ落とす? なんか前オーナーの香水クサそう…。 え、F50? SYナントカじゃなくて? なんだそれ? お?あ、ああ、ガトリング砲みたいなアレか! フォースがどうのこうのって?」(日産ファンの皆様ゴメンナサイ)
(あくまで断るが(略))

(なんか、3例とも日産になっちゃったよ。別に日産に恨みがあるわけじゃないんだけどなぁ。「らしくないクルマ」を考えたら上の三つが出てきましたよ。つーか、最近の日産車そのものが「日産車らしくない」ことになっちゃ居ませんかね…閑話休題)

ひとつくらい日産以外も挙げておきましょうか。
「エラン買っちゃった!」「(略)…なに、FFだぁ!?」とか。


ブランドって言うかシリーズ感覚って言うか、これが発売者側にあるんじゃなくて、あくまでユーザーのハートの中にあるっていう典型じゃないでしょうか。

ただ、たとえばスカイラインではV35の段階で、日産の本気度っていうか、「ああ、これからスカイラインは前と違くなっていくんだろうな…」っていうユーザーへの押し込みはどうにか成功したんでしょうな。(ただ、そこで離れたユーザーも居るかもしれない)
で、「あ、このクルマいいかも」って(先入観無しに)、または旧スカイラインの系譜はもう出ないと悟って、「新スカイライン」を受け入れたユーザー(ユーザー候補)が居た。彼らには、V36が出たとき、「ああ、これは(35で知った)『スカイライン』の、フツーに後継車だよね。『日産スカイライン』はこういうクルマだよね。」ってことになって、売れると。それもあるでしょう。または、「スカイライン」として見ずに、単に「クルマ」として見て、自分の要求に合っていた、というシンプルな理由かもしれない。

(この辺の処理を上手くやったのがランクルですかね。70までと、100系以降では明らかに乗っている「人種」が違う。80あたりはビミョーな境目か。たぶん、70乗ってる人に「200系の新車とタダで取っ替えてあげます」って言っても追い返されますよ。)

話を戻す。
「何がメタルギアであるか」はユーザーのコレまでの体験と、ソレに基づく想像の元に規定されているのであって、「新メタルギア」は旧「メタルギアはかくあるべき」というユーザーを思いっきり切って捨てた、のかどうかは知らないが、少なくとも旧来のメタルギア支持層に受け入れられるものではない。少なくとも管理人は、途中で眠くなっちゃうほど「やることが無い」っていうソフトを、メタルギアとは認めたくないし、ましてや「良いゲーム」とも認めたくないです。そういうのは「映画」なり何なりとして売り出せばよいでしょう。それにユーザーがそれだけの金額を支払うかどうかは別の問題だが。

が、クルマにせよゲームにせよ、JDMだけを見ていてカイシャが成り立つわけでもないだろうし、ユーザーの意見が常に正しい、そのように製品を作れとも言わないし、そりゃ言えないでしょう。
(JDMと海外市場の比較については、渡航経験すらないアタシには判断のしようも無いが、勝手な思い込みで言えば、V35〜36にせよ、P12にせよ、F50にせよ、なんか北米あたりの人種はこういうの好きそうだよなぁ。コッテコテのアメ車ばっかり(なのか?>アメリカ)の中に、こういう、ある意味無個性っていうかおとなしく佇んでいるって言うか、ある意味日本人にしか作れない日本車を放り込めばウケる気がする。スポコンが「ライス・ロケット」なら、この辺のセダンは「ライス・インテリジェンス」あたりで売り込めないものか(笑) )

ただ、ユーザーサイドとしても、「ここが良くねぇ」とか「次作はここをこうしてほしい」みたいなことは前面に押し出していったほうが良いのではないかと。
そうでないと、お互いに勝手なものを作って、勝手な評価をするしかないわけで。(メーカーと消費者が対等だ、なんて大上段に構えるつもりはありませんが)
ま、いいんですけどね…。作成者側が思い入れたっぷりに「新コース」を歩んでいっても…。







…ところで、じゃあなんで35スカイラインはマイナーチェンジで丸型テールに「戻した」んだろ…???

8月3日(日・休日出勤) 【なんでも公務員に押し付けるんじゃない!】
今日の日記は長いよ。
なんだか中学生のサッカー大会があるとかで、そこらの「公務員」に「運営手伝えや」というお声がかかり、この土日月となぜかアタシは駐車場誘導係に。
しかも昨日今日は雨の中駐車場整理だよ。

どうしてこういうジュニア系スポーツ関係者って、「自分たちの都合で大会やる」→「運営の人手が足らん」→「その辺の公務員借り出せ、子どものためのスポーツ大会だ、地域住民が人手が足りないって言ってるんだから手伝いに来て当然だろ公務員だもの」っていう無茶な発想に出るかなぁ。
…ここまで愚痴。

で、駐車場整理が忙しいのは、出場中学生の親が自分の子供の出場する試合の前後に出入りするからそのときだけ。
その間はヒマなのです。ので、こういう暇つぶしを書くわけです。

まあ愚痴はともかく。
先日カメが死んでしまって以来、嫌なことは色々続いて起こるもので、最近ちょっと参り気味。

参り気味なときにトンデモない本を読んじゃったんで、ちょっと何か書きたかった気分。
まあ、真剣に取り合ってくれなくていいです。またワケわからんヤツがワケわからんことを書いてるな、と。

で、モノは何かってーと、桃井はるこの「アキハバLOVE」。これの9割を読了。
9割ってのは、中のコラムとか過去記事アーカイブとかはビミョーに読み飛ばしているから。

なんでこんなものを読み始めたかって言うと、まずその前フリが長い。長いよ。

Amazon先生で「痛車グラフィックス2」を見ていたところ、(←ウチのブロと、管理人の「マシンカットで作るステッカー」が載ってます。見てね♪)
「これを買った人は…」に、「サンダーショットMk.II 桃井はるこSpecial」(長ぇよ!)が出ていて、
なんだそりゃとそれを見てみたところ、レビューに「このモデルはアキハバ…のサンダーショットの記述のくだりに関して販売された」みたいなことが書いてあって、「???」だったために試しに本を買ってみた、というところ。
キレイにAmazonの嵌めパターンにはまりましたな。

前フリ中間地点。

UNDER17や某AAが出てくるアニメの中の人としての「モモーイ」は、まあ、知らないではなかったが、
そのころアタシは既に「いい歳」だった(と自分では思っている)こともあり、ま、なんつーか、
「ああ、新手(=若い)の萌え声優さんね。ふーん、音楽も出してんのね。」位の認識でしかなかったので。

ただ、サンダーショットJrとなれば話が違う。
初代(=タイプ1シャーシ)のサンダーショットJrは、管理人がまだ可愛かった頃(15年ほど前)にかなり本気になって取り組んでいた趣味の一つである「ミニ四駆」のモデルの一つ。
ちなみに、管理人は初代(再販ではなく当時モノ)の「サンダーショットブラックスペシャル」を未組立てで1台保有しております。うひ。

で、この「サンダー…」は近年スープアップされた「2代目」すなわちMK.IIが発売されており、桃井スペシャルはこちらの「新バージョン」の限定色仕様となっております。っていうかなっているそうです。ただし、現時点でミニ四駆自体がカナリ下火。

…何が言いたいかというと。
「ほうそうか、若手萌え声優が、いまさら「ミニ四駆」関連ネタで話題性を謳うか。こちとら20年近くミニ四駆やってんだぜ?」と。

で、そのサンダーショットの件について一体どんな事が書いてあるんだ、と、ただ一点そこに興味を持ちポチしておいたところ、「アキハバLOVE」が先日とどきました。
駐車場係でヒマだったので、合間に読んでしまいました。

前フリ終わり。ここからやっと今日の本題。本書の感想。

まず、大間違いだったのは桃井はるこが管理人と1歳位しか違わないということ。ちっとも「ぽっと出の若手萌え声優」なんかじゃねぇ。
本によると、氏は、
・1977年生まれ
・高校(97年卒とのコト)時代にパソ通を開始
・自己紹介webページ作成
・2000年に初CD
・2002〜2004 UNDER17として活動

となっている。対して管理人が
・1976年生まれ
・たぶん94年にパソコン通信を開始
・95〜96年あたりから、インターネットのe-mailを利用開始
・2000年6月にwebページを公開(←これは同世代ヲタとしてはかなりの後発組だよなぁ)

だから、近いぞコレ! ほぼ同年代じゃん!
…まあ、世間に対する影響度って言うか、やってることのスゴさってのは天と地ほども違うんだけどな。

もっと近いのは
・アレルギー持ちでちょっとヤな経験してる
・表は良い子ちゃん(を演じたほうが良いって判ってるから演じる子)で、実は変な子
・だから周囲の空気はよく読むけど、時々とんでもない読み違えをヤラカす子
・愛読書はバッ活とラジオライフ
・氏はTOWNS遣い、アタシはMSX遣い(汎用入出力ポートがいずれもATARI互換なので、周辺機器とか通信方法に互換性がある)

だった、ってあたりか。
致命的に違うのは、氏が小中学生の時代から秋葉原のような「素人にはお勧めできない」ような、言ってみれば「危ないところ」をちょろちょろしてたのに対し、管理人はそれはそれは良い子だったので学校からはまっすぐ帰ってきてお家でおとなしく遊んでいたこと、くらいか。
(ちなみに、管理人のゲーセン初体験は高校時代に友人に誘われて…です。それまでコンシューマはともかく、ゲーセンなんて行った無かったのに…。っていうか「学校帰りの寄り道」さえしたこと無かったぞ、それまで。ストIIのなんかだったな、その時友人がプレイしてたのは。)

で、件のサンダーショットは、女の子ばっかり集まったクリスマス会のプレゼント交換で、氏が折角探してきて、自信満々で出した「サンダーショットJrブラックスペシャル」が周りの子達にケチョンケチョンにけなされてしまった、ってことだそうだ。
…おお、同世代だよ…。

いいね、この自分の独りよがりの善意が周囲に対して迷惑だったって感。

たとえば、(ウチは基本、車サイトですんで)車オタの皆さんに問う。

周囲の人から、「車に詳しい人」ってカテゴライズされますよね。で、周りの人に「○○さん、車に詳しいよね? ちょっと教えて欲しいんだけど…」って聞かれたこと、あるでしょう?

「車検で、そろそろエンジンの中の…えーと、ディーラーでなんて言ってたっけな…「タイミングベルト」かな? これ換えたほうがいいって言われたんだけど、どうなの? これ切れたらどうなるの?」とか、聞かれたこと、あるでしょう?

なんて答えます? 質問が漠然としすぎて答えられないでしょう?

でも、「車好き」な自分を頼られた以上、ケースバイケースの中からその人にとってベストの解答を出してあげたいと思うでしょう?
すると、こういう↓ことになるわけですよ。

「タイミングベルトの交換時期はだいたい10万kmごと指定。だけど、8万で切れた例も知ってるし、15万走ったって例も知ってる。普通10万まではメーカー保証だけど、あれ、3年で保証は切れてるのかな? 新車乗ったこと無いからわからないや。で、次回車検までにどのくらい積算距離行きそう? たぶん9万位? ビミョーだな…乗り換える気は無いのね? エンジンによってもトラブル起こりやすいとかあまり無いとか、切れたときのダメージも違うけど…エンジン何載っててるの? え、自分の車のエンジン知らない? うーん…」
「で、切れたらどうなるの?」
「エンジンが壊れる」
「いや、そりゃわかってるよ、切れるんだからさ」
「いやそういう意味じゃなくて、普通、タイミングベルト以外の部品が死んでも、エンジン本体に修理不可能なダメージを受けることはほとんど無いけど、タイミングベルトが走行中に切れたら、最悪ピストンとバルブが当たってエンジン開けてフルオーバーホールみたいなことに…。そのリスクを背負って、それでも走るって言うんなら大丈夫だけど…」
「でも、修理は出来るんでしょ? それ、普通に「エンジン壊れる」のとはどこが違うの?」
「いや、だから…ry」
「車検のときに一緒にやってもらったほうが工賃安くなるの?」
「近いところの作業がうまく一緒に発生するならね。でも、10万km近くに行くんなら、ウォーターポンプとかオルタネータとか、その辺の半消耗品もそのうちいかれるから、そのときにまとめてやったら、エンジン前側の補機おろすときのほうが工賃は安くなると思うなあ。それまで待つってのもアリだよ。あ、その頃クラッチも交換時期かもよ。いっそエンジン降ろしたほうが安いかも。」
「クラッチ…? あ、マニュアルのあれか。オートマだもん。で、結局今回とっかえた方がいいのかなぁ?」
「いやだから、切れたときに起こることと、その見込まれる距離と修理コストのリスクは今言ったとおり。それを踏まえて、どうするかはオーナーの判断しか…」
「……???(こいつに訊いたのが間違いだった、という露骨に嫌な顔)」

いや、だから、訊かれた以上できるだけあなたに喜んでもらえる回答をしようと思ったのに! アナタのベストに近いソリューションを一緒に考えようとしただけなのに! なんでそんな嫌そうな顔してるの? こんなにがんばって説明しているのに! っていう、「不発感(管理人による造語)」しか残らない、なーんて経験、ありません?

間違ってここを覗いちゃった2次元系オタには上の例えはわかりにくいか。
そうですねぇ、一般人と一緒にテレビ見てたらたまたまヲタ特集をやってて、となりの一般人に、「ねぇ、「萌え」って結局どんなことなのさ?」と訊かれたら、どうします? 逸般人の感じる「萌え」を一般人に説明するには、そりゃぁ言葉を細にして語らないと伝わらないでしょう。折角興味を持ってくれた一般人にはなんとか伝えたいでしょう。で、その子細な説明をして、きっとイヤがられるでしょう。説明すればするほど、「わかったわかった、もういいから」と嫌な顔されるでしょう。訊いてきたのは向こうなのに! ただ自分の価値観を知って欲しかっただけなのに! と、こんな感じでしょうか。

えー、さて、「○○ヲタ」ってのは、その部分についてとことんまで追及したい、あるいは追求しようとする、あるいは追求できる人。
一般人ってのは、その部分を「ま、だいたいクリアできてりゃいいか」って人。
だから所謂「○○オタ」って人種は、すくなくともその部分においては一般人と相容れない部分があるのですよ。
(かといって「○○オタ」は「△△」においては一般人で、「○○」について一般人だった人が「△△オタ」だったりするから世の中回っていくのですが――だから、一般人を一般的に責めるつもりは毛頭無く)

ただ、世間一般の潮流の中で、大多数の人が興味を持たないこと、っていうのはある。そういうのに傾倒すると、同志が居ないから孤立する。そのうえ、どうも一般人からの扱いもよろしくない。
もしかしたら、利口な人たちは「ふーん、こういうコトを頑張るとダメなんだぁ…」と、小さいウチに気付いて、「イヤがられることは頑張らない」という、ある意味きわめて当たり前の身のこなしを身につけるのでしょうが。
オタクはバカだから、そういう所に気付かないで成長しちゃうのです。で、頑張っちゃうんです。
が、ガッコのセーセキじゃあるまいし、「とりあえずテストの点数を取れば取るほど評価が上がる」なんていう簡潔なルールじゃ世間は動いていないのです。

で、結果、オタクな人は、こういう「不発感」を、それなりの人より多く経験してきているのです。パソコンオタで、アニオタで、ゲーオタで…って言う「たくさんオタ」な人は、その分もっともっと経験してきているのです。
もっと端的に言えば、「自分が頑張っても、全然評価してもらえない」という経験、悪くすれば(とはいえ結構頻繁に起こる)「自分が頑張れば頑張るほど、周りの人は嫌な顔をする」という経験を、沢山してきているのです。まして、感受性が豊かな人なら、それは辛いはず。

そのエンディングは大きく分けて2つ。

ひとつは、「けっ、どうせ一般人には理解されねーよ! いいよ、俺は俺で好きなようにやるから! 迷惑さえかけなきゃいいだろ! もうオマエらなんか知らん」となって、(一般的な)周囲との積極的な関わりそのものを拒絶しちゃう場合。

もうひとつは、「…そうか、俺のやってることはみんなに嫌われることなのか。好きなんだけどなぁ…。でも嫌われるのはやっぱ淋しい、しょうがない、心の隅に押し込んでおこう。えと、普通の人と世間話する時はここまでOK? あ、これはダメ? これはどうなんですか? おろおろ。ああごめんなさい、不快な話でしたか? そんなおもしろくない話をした私が悪いんです。」と、一見周囲に配慮をしているように見えて、その実は常に周囲を伺いながら、極論すれば常に周囲を警戒しながら生きる人生。

…どちらもバッドエンドですな。

全編を通じて感じたことは、なんたって、氏が、あまりにも感受性の強い人であった、のであろう、ということ。
だからこそ、上記の「不発感」はものすごく多く経験してきているはず。
だけれでども、かつ、そこで自分が感じたことを恐れずに前向きに表現していった、ってこと。

結果、上記2つではない3番目のエンディング、すなわち「頑張れば頑張るほど、それを認めてくれる人が氏の周りに集まってくる」フラグが立ったのでしょう。
その前提として、氏が自分の感覚とか、そういうものに非常に強い自信を持っていたであろうこと。
もちろん、その自信は氏の「根拠の無い自信」ではなく、氏の秋葉原巡り等で苦労してきたことから導き出される、「自分にはこういうベースがある」という実感から来る、「必然」としての自信であったのだろうということ。


(管理人も、ヘンなことに人より気づいちゃうことは良くあるのですが、それを「『?』だなぁ」って(一般人の)他人様に言えるほどの自信は無く。なぜかってーと、たぶん今まで苦労しないでテキトーに人生を過ごしてきたから。
「お前は甘い、そういう苦労してきてないだろう。だからそんなことばっかり言うんだよ」と言われれば、「ハイ左様でございます」としか言えんわな、っつーか、明確に否定する要素を用意できない。)

えー、少なくとも、氏のような人が幸せでいられる世界であって欲しいと願う。

感受性が強い人が、それ故に苦しむ世界であってはならないと思う。


例えば売って換金する気も無い管理人手持ちの「サンダーショットJrブラックスペシャル未組立て」、これを最終的には一体どうしたもんかという思いは常にあるわけですが、氏になら進呈してもいいかなぁと思う、って言うのは失礼だな、むしろ氏に引き取っていただきたいな、なんて思ったりして。

(なんて思った「たまたま持ってたファン」から、きっと大量のブラックスペシャルが氏のところに届いているに違いない(笑))

(ところで実際、管理人が死んだらその辺の『財産』はどうなるのだろう…)


さて。まだまだ、管理人も「歳だしなぁ」と思うには早い、ってことか。


…ここまで読んでくれた方、大変ありがとうございます。まず文章をコンパクトにすることを学べやコラ、というのは尤も至極なご意見です、はい。

1個のファイルをコピーしました。


A:\>