で、その18mm仕様NATOストラップだが、なかなかいい感じである。
蒸れないし、濡れたとしても乾燥が速い。尾錠だとかが銀色のメッキなのがちょーっと派手かなぁって気もするが、まあ、いいだろう。

そうそう、H3の純正の尾錠には、「TRASER」と刻印が入っているので、これをそのままNATOストラップに移植した。

数年前に買ったトレーサーのH3、ストラップが劣化して使用限界を超えたカンジ。一旦皮の部分を水にぬらした(まま装着していた)ところ、あっという間に劣化が進んだカンジ。そうか、革ってそうなるのね。

なにか、いい替えストラップはないかなーと思って探してみるが、軍用関係はカーキだったりベルクロだったりとあまりにも軍用関係すぎるし、ダイビング系はゴムの超丈夫っぽい作りであまりにもダイビング系過ぎるし、かといってそこらに売っている汎用ストラップはあまりにも安っぽい。

そもそも、約3年使ったH3の純正ストラップが意外に快適だったのである。
管理人は夜に寝るときもほとんど腕時計をしたままの人種なのですが、このH3の革＋テキスタイルのストラップが、意外なほど通気性が良いのである。
夏でも、バンドの下に汗が溜まったりしない。金属メッシュのバンドよりも快適なくらい。ある意味、軍用としてこういうトコロも考慮されている…のかもしれない。

ので、できれば今回も軍用ストラップで行きたいのだが、いかんせん、市販の「いわゆる軍用ストラップ」は見た目も厚さも大仰過ぎるものが多いのですねぇ。

理想を言えば、いわゆるNATOストラップあたりが良いわけだが、惜しいことに正規NATOは20mmのみの供給。
「パチモン」は幅も各種販売されているが、これだとその通気性とかって部分で、「あー、やっぱパチモンはだめかぁ。ホンモノはどうなのよ？」という疑念が起こる可能性があり。「いやぁ、ホンモノでもダメかぁ、じゃ諦めよう」なら良いのだけれど。

というわけで散々探した結果、「MOD(イギリス国防省)へ卸している業者に依頼して、18mm仕様を生産してもらっている販売業者」というのを発見。ウソかホントかは知らんが。まあ、ここに頼んでみるテスト。

某中古カー用品店にて、PONTUS(ヒュンダイのブランド)のポータブルナビ、EN-4500のジャンクを発見。
「音出ず、その他動作正常」でもって、1万3千円。

さて、どうしたもんか。「音出ず」から考えられるトラブルは、解消が簡単な方から順に、

・単純にヘッドホンジャックの切り換え不良。爪楊枝か何かでカリカリつつけば治るかも…？
・終段アンプが不良。アンプ交換(というか別途設置)しかなかろう。
・DAから、アンプまでのパターンが不良というか断線。ジャンパー設置しかなかんべ。でも多層基盤なら追うのが大変…。
・DAコンバータ自体の不良。同規格のDAコンバータに交換するしかないが…。(ほぼ修理不能)
・何等かの問題で、コンピュータ自体がコケている(絶望的に修理不能)

で、とりあえずバラす。結果としては、
・ヘッドホンセレクタは、機械式スイッチじゃなくプラグ挿入によるグランドショートを検出して電子的に切り換え。
・つまり、楊枝で突いたくらいでは治らない。
・ヘッドホンジャックのプラス端子には、オシロ当ててみるとアンプレベルの出力が来てるぞ？
・が、なぜかグランド端子が接地していない。フローティンググランドなのか、単に壊れてるのか。
・まあいいや、とりあえずグランド端子を電源グランドにショートさせてみろ…。
・ヘッドホン鳴った！

ということです。ただ、どうやってもスピーカーモードには切り替わってくれないんで、
原始的な機械接点切り換え式ヘッドホンジャックを埋め込み、スピーカーにも供給する、という手に出る。

まあ、とりあえずヘッドホンからもスピーカーからも音は出るようになりましたが…。
ヘッドホンはともかく、スピーカーは音が小さいですな。もしかしたら元来、レベルを切り換えているのかも知れません。
現状、ヘッドホンモードの出力でスピーカーを鳴らしているわけで。

まあ、ケース内部のスペースにカナリ余裕があるので、そのうちアンプでも仕込んでやりましょ。

13K円の買い物としては、アタリだったと思う。ナビとしてはかなりマトモですぜ。
25ｍスケールが見れる、事業所電話番号検索が出来る、○丁目○番地○号レベルでの住所検索が出来る、と。

ちなみに、管理人の持ってるようなCDナビより、ずっと速い。(あたりまえか…)
電源も5VのPSP端子(EIAJ?)だから、そこら辺のアダプタがテキトーに使えるし。