本日、ブロは満35万kmを迎える。

もうそろそろ、デリカの方も目処が付いてきて、来月中頃には乗り出せそうである。
ブロ、もうちょっとだけ、一緒にいてください。

…オイル交換の時期だなぁ。

というわけで、昨日崩御されたヒーターコアをなんとかしなければならないので、朝から有給取ってヒーターコア探しの旅へ。

…が、ない。

某巨大解体屋さんとかに、無いのである。
コアがないのではない。クルマがないのだ。

ボンゴはおろか、ハイエース、キャラバンに至るまで1台もないのである。

やはり、形があるウチはみーんな東南アジアに持って行かれてしまうらしい。東南アジアマネーに負けてる管理人って…。

というわけで、普段お世話になっている整備工場に泣きつく。先日ロアアームやってもらったところね。

「どうしよう〜、降ろして直す？　内装バラすのいやだぁ〜。それともメクラ入れてヒーター殺す…？」
「あー、添加剤でいいんじゃない？」

「…はい？」

というわけで、ワコーズのラジエター用漏れ止め剤を1本もらってきて注入する。

…止まりましたな。ワコーズえらい。


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えー、さて、お待ちかね重大発表です。
そのヒーターコア探しに解体屋さんやら整備工場屋さんやらを渡り歩いていた途中。

某整備工場屋さんの屋外ヤードの隅っこに放置されている車両が。要は事故車両ですな。
修理待ちという様子でもなく、かといって売るわけでもなく。ざっとみて１〜２ヶ月は放置されていて、このまま土に帰るのを待つのでは…という、おきまりのパターン。
まあ、高く見積もって、業者引き取りで5万って所でしょうな、こりゃ。

なーんとなく、目が遭っちゃったのよね。「まだ、走れるんだけど…」って、言ってたのよね。

…こいつ、書類、出るのか・・・？

訊いてみっか。んー、あそこでバンパー研いでるおっちゃんが社長か？

「あのー、すいません、あそこのミツビシなんですけど…、譲ってもらうわけには…？」
「あー、アレかい？　あれな、ウチのモンじゃないんだわ。お客さんが事故って一応ウチに持ってきたんだけど、修理するんだかしないんだかでずーっと置かれてるんだよなぁ。」
「事故ってそのままですか？」」
「そう。抹消もされてる。だけどな、中身はまだバリバリ生きてるんだよなぁ。事故るまで問題なく走ってたんだわ。」
「そんな感じですよねぇ。」
「欲しいんなら連絡してみてやろうか？」
「いいんですか？」
「おう、構わねぇよ」

「じゃ、お願いします。向こうさんと連絡付いたら、呼んでいただければ伺いますんで」

「あ、いや、待て待て、いま電話してやるから」
「今ですか？　社長も忙しいでしょ？」
「いや、構わんよ、どら、電話してみてやる。」

…よーーーっぽど、場所喰って邪魔っケだったに違いない。



社長、電話口へ。

「あー、どうもどうも、○○ですー。んーとさ、おたくがウチにおいてあるボンゴあるべ？　アレ欲しいって人が来てるんだけどよ、どうする？」

　　　…おーい社長、アレはボンゴじゃないっスよ。ワンボックスがみんなボンゴだと思ったら大間違いですぜ。

「おーい、兄ちゃん、直接話せやぁ」

　　　…はいはい。

案の定、先方曰く「業者は5万円で買い取るって言ってたんで、まあ、そのくらいで買い取ってくれるなら」ということだそうな。
んじゃ、個人売買って事で2割増しの6万、現状で、ということで

・　・　・　交　渉　成　立　。


さて、ここで皆さん気になる(?)車種発表です。ヒントは、社長の電話ですよ…？

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はい時間切れ。では正解の発表です。じゃじゃん。

　　

三菱デリカ・カーゴDX低床、2500ディーゼルMT４WD、5ドア、定員2名。事故車。平成14年式、走行16万km。
なお使用過程で「もともと5座だったが、構造変更して2座にしている」とのこと。シートは捨てずに残っているらしいので、再び記載事項変更かけて5座に戻す方向で。


…えぇ、誰がなんと言おうと、間違いなく、ミツビシの車です。


…さて、管理人が以前から言っていた「ラクチンで、実用的なクルマ」はこれになりました。

○ラクチン
　→　エンジンは2500のWLで88馬力(?)、もはやこれで「交通の流れに乗れない」ということはないでしょう。
　→　駆動系はFRベースのパートタイム4WD、コントロールのしやすさと、イザってときのトラクションが両立できます。
　→　トランスミッションはMTです。ATにいちいち「そうじゃねぇってこの野郎！」と腹を立てたり、ATにご機嫌伺いしながらアクセルワークをするような面倒な目に遭わずに済みます。
　→　オートフリーハブ付き！


○実用的
　→　右スライドドアがあります。運転手一人で乗るのがほとんどですので、ひょいひょい荷物を放り込めるので便利です。
　→　5名乗れます。
　→　実用燃費が10km/Lあたりのようです。
　→　大雪だろうがなんだろうが、ある程度は走れます(現ブロで経験済み)。おまけに4駆のローレンジ付きです。
　→　オーディオスペースが、一般的なDINになっています。２DINが1セットと、そのほかに１DINのスペースが余ってます。


○たくらみ
　→　WLシリーズには、プロシードとかフレンディ用に「WL-T」があるんですよね…。確か130馬力…。どっかに落ちてないかなぁ…。


致命的欠点が一つ。
SKシリーズは5ドアモデルにリアヒーター付き車ってのが存在しないんですよ。正規オプションも無いのです。
そんなの北海道の冬に乗ったら寒くてかなわないので、なんとかしなけりゃいけません。
スライドドアの「たたき」の部分に、Webastoでも積むか…？

朝、出勤時のお話。

高速道路上で、なーんか、クーラント臭い、おかしいなぁと。
っていうかここ数日、ヒーターモードにしたときに一瞬クーラント臭いような気はしていたのだが、まあ、ごく微細な(滲む程度の)漏れはそりゃあるだろうし、夏場でヒーター使ってないから、その辺のにおいもコアに溜まっているのかなぁと思っていたのですが。

エアコンをガンガンかけて走っていたところ、エアコン吹き出し口付近のガラスが曇ってやがる。
「…？」と思って、曇りを取ってやろうと温度レバーを上げると。

ぶわーっ！　…と、吹き出し口から盛大に湯気が。しかも、強烈にクーラント臭い。なんじゃこりゃ！

しかも足元を見てみれば、どうも濡れているような気が。

気が…なんて言っているうちに、明らかに「濡れている」状態になり、しまいには「水が溜まっている」状態に。

…ヒーターコア、死んだな。

問題は、なぜコアが漏水したかである。

単なる経年変化の水漏れであればまだ良いのだが、考えられる最悪のパターンとしては、結果から逆算すると

水が見える　←　ヒーターコアからの漏水　←　水圧上昇　←　エア混入　←　おきまりのヘッドクラック！

っていう可能性が考えられる。ついにお迎えが来たか！


その可能性に恐れおののきながらも高速走行を続けるが、水温の異常は見られない。
到着して、駐車場でアッパーホースの状況を見てみるが、膨張や内圧上昇的な固さは見られない。ということは、ヘッドはまだ無事だと言うことだ。

さて、どうするか。解体車でも探してコアを交換するか、はたまたコア系配管をメクラで塞いでヒーターレスにしてしまうか…。