そこらのスポーツかぶれ中学生なんかが、ここのブランドロゴが入ったバッグを背負っているのをよく見かける。リュックにせよ肩掛けバッグにせよ。
(画像は https://wowma.jp/item/271035812?aff_id=kwm より引用。)
で、ご覧のように「点々」がデザインされいるのだが、これはどう見ても、「トトツー ト ト トトツート トト トツーツー ツート」というモールス符号である。
いくらなんでも英国資本のデザインで和文モールスではないだろうから、英文として解釈すると、「UEEFIWN」である。
つまりこういう↓こと。
一体何の暗号だ、どこかのシンジケートでも絡んでいるのか…と、この手のバッグを持った厨房を見かけるたびに数日悩んだのだが、ある時、どこかで地面に「転がしてある」バッグを見てふと気づいた。
これ逆さまに見ると、「トトツー ト ト トトツート トト トツーツ ツート」となり、平文だと「AGILEED」とも読める。
つまりこういうこと↓。
アジャイルは動詞じゃないから過去分詞にのならんよなー、なんのこっちゃと思ったら、umbro社のサッカー向けブランドの一つに、「AGILEED」とうのがある模様。
というわけで結論。umbro社は、バッグのデザインに自社子ブランドを「わざわざ逆さまにして」モールス化して配置している。
おそらくデザイナー連中がが、
「なんか子ブランドも入れたいね」
「モールス符号ってあるらしいぞ」
「なんだそれは」
「AGILEEDを置き換えるとこうなるらしい」
「ほうほうデザインにするとそこそこ見栄えするな」
「よし採用」
とかって厳格な企画会議を開催し採用したものであろう。
で、Illustratorとかでテキトーにデザインしているうち、うっかり180度回転させてしまい、モールス読めないくせにモールス入れたもんだから誰も気づかず、そのまま販売されたってあたりのマヌケなオチでしょう。
これ、自社ブランドを逆さまに配置した挙句に市販しちゃったとか、デザイン部門は腹切らねばならないレベルの失態ではないのかね。
というわけで面白いから、umbro(の国内代理店であるデサント)の客相っていうかお客様の声のところに「どうしてわざわざ逆さまに自社ブランドを置くのでしょうか？」と、意見とも質問ともイヤミとも付かない文章を投げておいた。
もし、次モデルからこのモールスが撤廃あるいは反転された場合、管理人の功績だと思いますです。ええ。
最後の結論：サッカー関係者ってやっぱりどっかズレてる。(彼らが厚別公園競技場の周りで不法駐車してどんちゃん騒ぎし始めた時代からこの思いは変わらない。)