荷室はどうなってんの??

「ねえねえ、荷室はどうなってんの??」

当サイトに寄せられる(数少ない)質問のうち、かなりの率を占める、FAQと言っても良い質問です。
ところが、質問をいただくときに限って雪が積もってたり、荷物満載だったりして、なかなか機会が無かったんですねー。
ただ、せっかく質問を寄せていただいたからには、回答しなきゃならんでしょう! と、1人で使命感に燃えて作ってみました。


ウチのコンセプトとしては、
・普段は5名乗車で荷室は平らな板張り(居住用)
・年に数回は、8名乗車(4駆だから9名じゃなくて8名)で走ることもある。
・これも年に数回だけど、単車を担いで走ることもある。そのときは2名乗車でOK。
……というのを満たしてくれないと困るのです。さて。


んでは、まず、「単車モード」っ。
それでは、まずは「単車モード」からご覧ください。モデルは、ヤマハ発動機謹製、DT200WRです。

タイヤハウス上にベンチシート状のものがあり、床面にはコンパネを敷いてある状態です。なお、タイダウンベルト用のアンカー等も、もちろん装備しています。

このクラスの単車だと、ギリギリ直立でで収まります(ミラーは外すケド)。全長は20センチ近く余裕があります。
タイダウン用フック拡大図です。裏側におおきな座金を当て、そこへフックを固定しています。
なぜフックをこんなふうに引っ込めるかというと、単にフックが出っ張ってると単車以外を積む時にジャマ、というだけのことです。



居室モード、ちぇんじっ!

Step. 1

まず、上の「単車モード」で床板になっていたコンパネを引き抜きます。
オイル(ガソリン)染みがあるのが、「いかにも単車積んでました」という感じですねぇ。

「ベンチ」の下端は、下の写真のように
レール構造になっています。


上の写真のさらに拡大図。


Step. 2

んでもって、実は上で引き抜いたコンパネの裏には、なぁんとカーペットが貼ってあったのです。

その板を裏返して(カーペット面を上にして)、今度はベンチ面と同じ高さ(これも床面同様レール構造)のところへ押し込みます。

こうすれば、居室用の泥が付いたら困る板と、トランポ用の汚れるのが当然の板を共用することができます。
押し込み終わると、このように真っ平らな
「居住スペース」が現れます。


前から見ると、こんな感じです。
この後、2列目シートを降ろします。
(普段は5名乗車で使うので)

ただし、この「板」は3列目シートも使用できるように作ってあるので、3列目を畳んでおくと、当然だけどもスキ間ができます。
で、そこにさらに別の板をハメ込みます。
この板は、「単車モード」時は畳んだ2・3列シートに立てかけて保管します。


Step. 3
んでもって、5名乗車用の板を追加した状態が以下の写真でやんス。

JPEGなのでチト見にくいか。
右から、「2列目シートのシートバック」「こっちは畳んだ3列目シート」
「↑境目が見えるかな? こっちは補助の板」
「これは板1」、と書いたんですけどね。

この状態(5名乗車)で、荷室の「板(つまりカサ上げした床ね)」の長さは、
ご覧の通り、なんと6尺6寸も!(つまり200cmね)
 これだけあれば、大人が足を伸ばして寝れるのよん。

SM-Xなんか問題にならん v(^^)。


ベースとなるユニットはコレです。撮影の都合上離して置いてありますが、これ、ピタリとくっつけると、ちょーど荷室の幅と同じになるように作ってあります。

実際には、この他に、ちょうどこの上に乗っかる大きさの「板1」と、3列目シート収納時にスキ間を埋める、「補助板」の2枚があります。
←のユニットを横から見た図です。タイヤハウスと同じ高さ(約23cm)に作ってあります。タイヤハウスを囲うような構造になっているのが判るかな?
ちょうど、「タイヤハウスに乗っかっている」と考えてもらえればOK。そうすると、「居室モード」時に、市販の「押し入れ用収納ケース(引き出し式のアレ)」がピッタリ収まりますので、いろいろと都合が良いのです(^^)。

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