ライトチューン。軽度なチューンではなく、前照灯まわりのチューン。

ロード/スポット灯の追加。

DXグレードのバンだと、ハロゲンすら入っていない。タングステンバルブ。
よくもまあこんなライトで車検とおるものだ。日本の車検って、ヘンなトコで規制が緩いのね。

暗い。ヘッドライトは暗い。で、ヘッドライトに来てる電圧を
測ってみると、12Vそこそこしか来てない。
最初は、「こりゃあかん、H4用のリレーでも
組みましょぅかぁ……」とも思ったケド、そこでまたロクでもないコトを
思いついてしまったのじゃ。
「……どーせリレー組むんだったら、ライト完全に新設したほうが
面白いよねぇ」と。

かくして、例によって庶民の味方・解体屋さんから持ってきた、
FETのロード/スポット一体型ランプを組んでみる。さて。

以下、超略解な取り付け作業
詳細は各自工夫するべし。

まず、バンパーをはずして、バンパー上面に穴をあける。位置は目測(^^; 。いやまじで。
次、 バンパーの上の小さいバンパー(?)と、ヘッドライトのグリルは増設ライトに干渉するので、
    よーしゃなく切断。
    肝心のリレーは、設置場所に悩んだケド、結局ヘッドライト裏の「隙間」に
   強引に押し込むことで解決。H4用リレーを左右一つずつ。経験上固定はしなくてもだいじょぶ。


向かって左がロード、右がスポット。2in1。
バンパー上面に穴をあけて、直接ステーを固定。
光軸調整は、バンパーの隙間から200ミリほどの
エクステンションなソケットレンチを突っ込んで、何とか可能。
特に補強はナシ。でも走ってて揺れることはないみたい。

写真1.

写真2. 
写真1.
リレーはこんな具合に放り込んでおこう。
だからといって、トラブったこともないしね。
ただし、配線材だけはしっかり保護しときましょう。
うっかりグランドに落ちたりしたら、最悪、火災よん。

写真2.
今回使用したリレー。テキトーにそこらへんに
あったやつ。
2つのリレー(本来はH4のハイ/ロー用?)が
1つのボディに収まっている。実に便利。左右1個ずつ使用。
これでもって、ロードとスポットそれぞれに給電する。


上のトグルが、ハイ/スモール連動切り替えSW。
下に並んでる四角いの2つが、ロードとスポットの点灯SW。
ちなみにLED内蔵でパイロットランプ兼。
ここに「作業灯につき走行中焚くな!」っていう
シールを貼れば、それだけで検対。それが日本の法律。
さて、次は配電だ。ロード/スポットという特性上、ヘッドライトをハイビームにしたときに自動点灯すると便利。
っていうか、峠や林道なんかを爆走してるとき、対向車が来てロービームにしたら自動消灯するというほうが近いか。
かといって、ハイビーム連動だけだと悪天候時などはやっぱ不便なので、
やっぱスモール連動モードも作って、スイッチで切り替えるようにする。
……と文章で説明しても絶対わからないと思うので、概念図(ただしこの図ではリレーは省略)を見てちょうだいね。
ただし、ライト電源はバッテリーから引いたら損をするので、直接オルタネータから
引っ張ってくるのが吉。そのほうが電圧降下激減

ところで、このライト、実は補助灯として認可は通らない。なぜなら、
「4個(ロード・フォグ×左右2組)同時点灯する補助灯は認めん!」っていう
キマリが「神の国」にはあるのじゃ。

が、「作業灯」は付けても構わないよと。作業灯と補助灯の違いはドコにあるかってーと、
走行中に焚けるか、焚けないかってコトらしい。つまり、走行中に「付いてしまえる」のは
作業灯としちゃダメと。
が、但し書きがあって、「どーしても走行中に『点灯しちゃう』構造の場合は、
運転中の誤点灯を避けるために、インジケータが付いてればいいよ」と。

というコトで、インジケータを付けて、「走行中点灯禁止」って書けば、作業灯になる、らしい。

おわり。


ところで、この追加したライト、解体屋さんから持ってきた時点で、130W、100W、85W、85Wと、てんでバラバラのバルブが入っていた。
しかも、その大半が球切れ。
せっかくなので、全部130Wで揃えてやれと思って、そこらのカー用品屋さんを巡ったけど、
いわゆる「高効率130Wクラス」のインチキ130Wは在っても、ホントの130Wなんてない。
店員さんに聞いても、若いヒトは「何かお探しですかぁ!」と寄ってはくるものの、
「H3の、高効率じゃなくてホントの130Wのヤツください」なんて言ったもんなら、
「130WのH3? 高効率じゃなく? そんなものありませんよ!」
と、マトモに取り合ってくれない。
が、そやってモメてると、話を聞いていた「不良中年」系の店員さんが、
若い店員さんに、「あぁ、そのお客さんの言ってるのはね、君みたいな若造には判らんよ」
ってな感じで寄って来てくれて、
「リレー組んで使うヤツですよねぇ、今、みんな高効率になっちゃって、
ハイワットバルブ(そういや懐かしい響きだ)ってのはほとんど店頭に置いてないんですよ」
「はぁ、そうですか、でも、生産はされてるんですね?」
「ええ、ラインナップにはありますね。お客さん、リレー組んであるんですか? 珍しいですね。」
「え? えぇ、まぁ……(そうかリレー組み入れって、もはやマイナーチューンなのか…)」
と、話が見える。

こら若い店員、もっと知識をもて。
んで、客の顔を見て、「こいつはものを知らなそうだ」なんて思うんじゃない!

……ところで、「ハイワットバルブ」って、もう死語なの?? あたしゃ、歳、いくつなんだ?


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