とらわれのHID…BELLOFを継続する…しかないのか?


【まえがきの前に。】

この内容・および記述時期は、実は2003年夏のものです。
作りかけていたまま忘れていた…(^^;;;;。


【まえがき。】

管理人が喜び勇んで2002年正月に装着したHID、皆さんご記憶でしょうか。
まあ、それなりに納得はしていたのですが、2003年7月、事態は思いもよらぬ方向へ! 衝撃の展開はCMの後!

−−CM−− BBSになんか書いてくれると嬉しいなー。  −−CM終わり−−

なんと…2003年夏、左目が切れたのです! はにゃ〜ん。
まあ、フィラメントがあるわけでなし、「切れた」という表現が適切かどうかはともかく。
ライト点灯時、カメラのストロボのように一瞬フラッシュはするけれども、点灯が継続しない様子。なんだろーね。

余談だが、トラブルシューティングでバルブの左右を入れかえたりしてるうちに、面倒になって
片方のバルブだけ装着して(逆に言うと片方はバルブ付けないで)オンにしたのよ。
そしたらそしたら、バルブ非装着の方のコネクタから、「バチバチバチっ!!」っと音が(^^;。
うーむ、さすが30キロボルト。ちょっと手は近づけたくないですなぁ。





【トラブル・シューティングっていうか何と言うか。】

さて、ちなみに発売元のベロフ・ジャパンによると、バルブ寿命はハロゲンの4〜5倍。時間数にして約2000時間であると。

ちなみに使用開始はご存知のとおり2002年正月。ということは、ちょうど1年半、つまり約550日。
管理人はもっぱら通勤プラスアルファの使用なので、どう考えても1日1時間は使わない。多分30分位。
ということは、250時間程度でバルブが逝ったということですよ…。
ちなみにメーカー保証は1年間。つまり半年前に失効しているワケで。

仕方がないのでスペアバルブを買いに、セットを購入した販売店へ。

…置いてないぞ。

在庫確認ついでに症状を話して訊いてみると、「そんな症例は今まで…」というお返事。使えんなぁ。

思い余ってメーカーに電話してみると、「多分ガス抜けじゃないかと思いますが」と。
「250時間そこそこでそんな事が起こるのか?」と訊いたところ、「点灯頻度によっては起こりえる」んだそうな。ふーん。
なお、本当にバルブが悪いのかどうかはメーカーがチェックしてくれると。
但し、ユーザからの直接の受付はしていないので、販売店を経由してくれと。

ということで、再び販売店へ。チェックの依頼をすると、
「チェック料はかかるはずだが、いくらになるかは不明」という。重ね重ね使えん店やなぁ。
なお、ここで新事実が判明! なんとバルブ1本は23,000円もするのだ!
さらに衝撃の事実が!
後継モデルのHL4 S-driveというヤツの「バルブキット(2本セット)」が安売り期間中に付き38,000円なんだそうな。
この後継モデル、何が違うかってーと、「リフレクタの形状改善でハイビームの光量アップ」らしい。

…さてどうしようか。

「…ひひひ、片方が切れたんだから、どうせ反対側も近いうちに切れるに決まってるにょ」
(・Д・。))((。・Д・) …ハッ。誰か何か言った??

ついでに言うと、インバーター等は継続で使用するから、BELLOF以外のバルブを入れると言う選択肢はない。
(まさか各メーカー間でバルブの互換性なんてない…だろ? 多分。)
旧式単体バルブ23,000円を買うか、新式バルブキット38,000円を買うか、はたまたハロゲンに戻るか、の三択なのよ。
(サンテカあたりの激妖HIDにする、ってテも無くはないけどね、今回は割愛)

……で、38,000円のバルブキット発注しちゃったよ。ボーナス減額なのに。

ちなみに届いたバルブキット、バルブキットと云う割には、
H4のコントローラASSYが含まれていたりして結構豪華な内容である。
要は、H3とかのクルマから乗り換えたとしても、
このバルブキット買えばH4使用として使えますよ、ということらしい。
意外に親切っていえば親切なのかも。



【では、死んだバルブを検証してみましょう】

そいじゃ、ま、切れたバルブをバラしてみましょう。

↓キレイな茶色に焼けてます。

これがステンレスなら
青とか紫とかでキレイなんだろうが。
さて、それじゃ折角ですから死んだバルブを検証してみましょうか。
というわけでとりあえずシェードを抜いてみました。…なかなか良い色に焼けてます。
ステンレスじゃないのが残念ですが…っておい、こりゃマズいんじゃないの?

最近(切れる直前)ヤケに配光が黄色っぽいような気がしたんだよ。このせいなのか…?
それともこの「焼け」は、バルブトラブル時に気づかずに走ったせいで
発熱でもしたのか、その辺は不明ですけどね。

すくなくとも尋常な光景じゃないわな。

ちなみにお客様相談室(?)のおねいさんによると、通常、自然劣化してくる場合はむしろ光は青っぽくなってくるとのコト。
ということは、黄色く(とは言え普通のハロゲン並みだが)になってきていた管理人のバルブはそもそも異常だったのか。

↓こちらは発光体っていうかバルブ本体


図中の白丸の中に注目。写真が解像度不足でわかりにくいのですが、
シルバーに変色しているのです。
この球状の部分が発光点なんだけれど、ちょうど中にシルバーの
スプレーを吹いたような感じで濁っているのです。

(本来であれば、向こうの様子が透過して見えているはず)

正常な経年変化なのか、トラブルなのかは管理人には経験不足で判断できません。




【ん? 切れてない方と比べてみりゃいいんか。】

正常かどうかの判断はできないんですけど、よく考えてみりゃ切れてない方バルブ(右目)と比べてみりゃ良いワケでして。

するとですな、切れてないほうもリフレクタは結構焼けているのです。

灯体そのものの銀色変色はないようですが。

というワケで、いよいよワケがわかりません。


【で、S-driveってどうよ?】

さて、それじゃ原因追求はすっぱり諦めて、点灯させてみましょう。

肝心の新作S-driveの性能はどうよ? ということになりますので、組み付けて比較をしてみます。
写真は右目が旧式のHL4 D-drive、左目がS-driveです。いずれもハイビーム。


右目。こちらが旧式のD-drive。

左目。こちらが新採用S-drive。

……はい、違いは判りませんね(^^;。 一応載せてみただけです。
で、一気に写真加工で暗くします。


こちらが旧式のD-drive。

こちらが新採用S-drive。

さて如何でしょう。旧式D-driveには明らかに暗いスポットがあるってコトが判りました。
しかもココは、ハイビームの最もオイシイところです。
ここから反射させて光を下手(したて)から掬い上げるように光を上方・遠方へ投げるワケですから。
ということはメーカーの言うとおり、S-driveではハイビームの配光は改善されたと言うのもあながちウソではないようです。

じゃあ、体感的にはどのくらい変わったか…ということなのですが、これをお伝えするのは簡単です。
「まったく変わらん!(^^;」というのが素直な感想です。ただしあくまで管理人の主観に基づくものですからね。

……ちなみに関係ありませんが、点灯しているフォグはCIBIEのスーパーオスカー・H4(高価いんだよ!)。
さすが老舗だけあって、一部の隙も無駄もなく反射鏡の全面を有効活用しているのが解ります(実は右目はちょっちサビ気味)。

 


【更にこの後、未交換の右目も切れる!】

更に暫く後、2003年の秋に右目も切れました。

突如、不点灯になったので何事かと思いライトをはずしてみたところ、
バーナー本体のガラス部がバッキリと折れていました。
…うむ、これじゃ点灯するワケがない。

というわけで、管理人が2年ほどBELLOFを使ってみての寿命に関する結論。

平日一日30分、通勤の帰りにほとんどオンロードで使用、
ちなみに信号待ち消灯の習慣はない、という条件で2年弱、
すなわち約350時間、どんなに
多く見積もっても400〜500時間程度

の寿命である、ということになります。

購入を検討されている方、ご参考までに。
ちなみに最初にも書きましたが、切れたが最後、1本2万3000円です。

…明るいですよ。明るいんですけどね。けどね、けどね…高価いんですよ…


「改造・変造」トップへ戻る サイトのトップに戻る

(c) Copyright by mazda.bongo.ne.jp 2003
mailto:
brawny@h2.dion.ne.jp
Thanks for visiting !